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09-28

2020

青少年野球大会。

 26日、27日の土日にさくらんぼロータリークラブ青少年野球大会が開催された。
 参加チームは6チーム、段々少なくなっている。
 今回で22回目の大会だが、最初のころは12から13チームが参加し、各小学校ごとのチームであり、寒河江中部小や寒河江小学校は2チームづつ参加するほどの規模であった。
 それが今や、一つの小学校で9人のメンバーを集めることが困難になってきている。
 少子化と一言では語れない。サッカー人気や他の競技への移行、それと塾通いなど様々な要因がある。
 それと、チームによっては来年の存続が危ぶまれる年齢構成になっている。
 たとえば、南部小学校の寒南ガッツは12人のメンバーのうち9人が6年生である。
 6年生が卒業してしまうと残りは3人だけになってしまう。
 他にも似たような構成になっているチームがある。
 コロナ騒動でまともな練習ができなかった子供たちは、ここぞとばかり元気にプレーしてくれた。

 幸生小学校が今年度で閉校になり、白岩小学校に統合されることが決定した。
 過疎化、少子化で全国的に同様の事態が起きている。
 隣の西川町では小中学校とも一校になってしまった。
 学校がなくなるということは、単に教育の効率化という財政面の問題だけでなく、反面過疎化を促進し、村落共同体の崩壊を加速させる。
 経済のグローバル化、東京一極集中の弊害が叫ばれてきたが、一向に改善の兆しはない。

 最近発足した菅内閣は、少子化対策として不妊治療の保険適用を掲げているが、そんな小手先で解決できる問題ではあるまい。
 根本的には、過去のあらゆる政策が地方の経済を破壊し、労働力を都市圏に吸い上げ人口流出を加速させてきたこと。
 そして、一億総中流といいながら一億総貧困を強いてきたこと。
 要は、安心して子供を産める賃金を払っていないことが最大の原因である。
 教育・医療・福祉の充実をどの内閣もどの政党もかかげる。
 しかし、それを受ける国民の生活が、結婚できない、子供を産めないほどの水準の低所得なのが実態である。

 人気取りのスローガンはもうたくさんである。
 本当の原因はどこにあるのか、それを突き詰め解決するしか問題は片付かないのである。
 小手先の対処療法は、病状を悪化させるだけである。