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創建のスタッフブログ

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04-30

2015

暑い日々と凍える時代への予感

 連日暑い日が続く。
 雪融けが終わったと思ったら、桜があっという間に散って、連日の夏日である。
 連休中は乾燥注意報が出っ放しで、さくらんぼ農家は時ならぬ畑地への水遣りにおおわらわである。

 連休中、首相のアメリカ訪問と大臣たちの外遊と称する卒業旅行がおこなわれている。
 目をひくのは、なんと言っても外務・防衛両大臣の2プラス2と、首相のアメリカ議会での演説内容であろう。
 2プラス2は、集団的自衛権の行使を前提とした、新ガイドラインが合意された。
 国会での合意がないままに、アメリカの軍事戦略と共同歩調をとることを約束したのだ。
 手法としては、解釈改憲と同じで、国会軽視の首相の強い意志の貫徹である。
 「歯止め」ならぬ、公明党のアシストによって、「戦争のできる国」に転換する。

 4月28日は「沖縄デー」と呼ばれた。沖縄県民にとっては「屈辱の日」である。
 まさにその日に、沖縄県民の痛みに無自覚なまま、アメリカに訪問し、辺野古新基地の推進を約束する。
 イスラム国に拘束された後藤さんの命を無視して、「イスラム過激派撲滅」を叫んだことと同じである。
 「丁寧な説明」なき、言論統制と弾圧の強化をてこにした「粛々」とした推進は今後も続くだろう。

 新聞、テレビ等に対する政府や自民党の介入には恐ろしいものを感じる。
 日本在住の外国特派員の記事にまで神経質に横槍をいれる現状は、既に検閲が始まっていると言わざるをえない。
 「教科書検定」ならぬ「報道統制」も現実のものとして進行している。
 戦えぬジャーナリズム、物言わぬ言論人など無用の長物であろう。
 「言論の自由」は首相と御用ジャーナリズムとネトウヨだけのものらしい。

 疑問や批判、反対意見には執拗に攻撃する幼児性をもった人が権力を持つと独裁になるのは歴史が繰り返してきた。
 70年前も今も状況は変わらない。大阪にも似たような人が・・・。

 考えないで、ゴールデンウィークを満喫せよと御用マスコミは煽り立てる。
 遊び疲れて帰ったあとに待っているものはなにか。

 「メーデー」を4月にやる人たちに言ってもむなしいばかりだろうが。