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創建のスタッフブログ

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06-30

2014

6月の終わりに

 明日から7月、昨日から梅雨の月にふさわしい雨が申し訳程度に降ったりやんだり。
 明日7月1日は、戦後日本にとって大きな分かれ目になるのだろうか。
 もちろん、集団的自衛権行使の解釈改憲のことである。

 ちょっと前、「国旗国歌法」が成立したとき、「国歌」斉唱を強制はしないと言っていたのを思い出す。
 東京都や大阪市で起立しないことや口を開かないことを理由に何人処分されたことか。
 このことを思い出せば、戦争に協力しないことをもって、どのような仕打ちが待っているか恐ろしくなる。

 アメリカとの安全保障条約という日米軍事同盟が飛躍的に強化された。
 アメリカの極東軍事戦略の質的な再編強化は日本の協力無しにはありえない。
 したがって、普天間の県外移設など、日米両政府にとって問題外なのである。

 この方針に沿って、アメリカの直接的軍事行動に日本が直接協力することを目指したのが安倍内閣である。
 国歌秘密法、日本版NSC はその布石に過ぎない。
 憲法を改めることが難しいと覚ってからは、「ナチスの手法」を使い始めてしゃにむに強行してきたのだった。

 「平和の党」という公明党に期待することのむなしさは今回ばかりではあるまい。
 先の戦争で、軍部に屈服させられた日本の仏教界をまざまざとおもいだす。
 戦争協力者、あの屈辱の歴史を反省しないまま、「平和の党」の支持母体は同じ歴史に踏み出した。

 何日か前の朝日のコラムに、山本晋也監督が「今度のことはいやらしさを越えてセクハラ」と書いていた。
 維新、みんなの党という若い愛人を得た安倍ちゃんにとって、古女房の公明党などは捨ててもいい存在なのだろう。
 おこぼれに預かって、与党ボケした古女房はDVにあってもすがり付いているという構図なのである。

 北朝鮮がまたミサイルを発射した。それでも日朝会議は7月1日に予定通りやるのだという。
 同日、解釈改憲の閣議決定がおこなわれる。
 解釈改憲の援護射撃が北のミサイルだとしたら、見返りは「総連ビル」かとも思ってしまう。

 国旗国歌法、道徳教育の文部官僚、そして、今回の外務官僚。
 現場の防衛官僚は蚊帳の外というふしぎな現象。

 藤原時代に戻ったような、戦前の暗い時代に戻るような危機感がある。

 9条は、解釈でも改憲してはならない。